先週の気になった自動車関連ニュース(9月4週目)
この記事は、先週あった自動車関連ニュースの中から、僕が独断と偏見でチョイスしたものに、一言添えてご紹介しているものです。
もし文中に、不快な表現がありましたらすみません。
トヨタ、ロシア事業撤退を決定 工場は閉鎖 新車販売も行わずアフターサービス対応のみ
トヨタ自動車は9月23日、ロシア事業からの撤退を決めたと発表しました。
サンクトペテルブルク工場は閉鎖して生産事業を終了、輸入による新車販売も行わないとのことです。
アフターサービスは継続する方針。
ロシア事業撤退の理由について、長田准執行役員は「ロシアによるウクライナ侵攻は戦況が打開されるメドも立たず、このままの状態ではトヨタとしてクルマを作れない」と述べています。
⇒ロシアに対する経済制裁によって部品調達が困難な状況になったことが主な原因のようです。
『トヨタの新車が作れない=既存の車を修理して乗る必要がある』とのことで、日本(トヨタ・マツダ)の自動車部品自体の需要がさらに高まることが予想されます。
聞いた話によると、直接ロシアではなく中国経由ルートだと比較的容易に部品を送ることでできるそうです。
この辺にチャンスがあるかもしれません。
政府、登録・保有関係手続きのOSSでマイナンバー活用 オンラインで完結 2023年中に法改正
自動車の登録、保有関係手続きにおいてマイナンバー(個人番号)の利活用が広がっています。
政府は、車両の「変更登録」時のワンストップサービス(OSS)にマイナンバーを用いることでオンライン上で手続きを完了できるよう来年中に法改正を行うことをきめました。
また、2025年末には車両の「新規登録」のOSSにおけるマイナンバーカード利用率を5割に引き上げる考えです。
政府は今年度中に全国民にマイナンバーカードを普及させることを目指しており、自動車の登録制度と紐付けることでOSSの拡大と利便性向上につなげていくとのことです。
⇒住民票がなくても、オンラインで手続きが完了できるようになります!
とてもいいですね!
今後は、「輸出・解体届出」のOSSでもマイナンバーカードを利用できるようにするとのことで、ますます利用の幅が広がりそうです。
マイナンバーの活用が可能になるのは、来年からですよ!
国交省、車検などの検査手続き手数料を引き上げ 2023年1月施行 継続検査で200円値上げ
国土交通省は、車検など検査手続きに関する手数料を引き上げます。
2023年1月に導入を予定する自動車検査証の電子化などの対応に伴う経費が増加することから手数料を改定する必要があるとしました。
10月15日までパブリックコメントを実施する予定です。
10月下旬に「道路運送車両法関係手数料令の一部を改正する政令案」を閣議決定して公布し、23年1月1日に施行する予定です。
⇒値上げ…です。
といっても『大幅な値上げ!』というわけではなさそうですが、どうでしょう?
概要を下に書いておきますので、確認してみてください。
・新規検査で、完成検査修了証の提出がある登録車と軽自動車は、窓口申請が1500円、電子申請が1300円とそれぞれ300円の値上げ。
・継続検査で、保安基準適合証の提出がある登録車と軽自動車は、窓口申請が1400円、電子申請が1200円とそれぞれ200円の値上げ。
・自動車検査証の再交付は、1件当たり350円と50円の値上げ。
・自動車技術総合機構が基準適合性審査を行う検査手続きを受ける場合、自動車検査証交付の手数料は100円値上げして1台当たり500円。
という所で、今週は以上です。
また来週もお楽しみに!