先週の気になった自動車関連ニュース(5月1週目)

この記事は、先週あった自動車関連ニュースの中から、僕が独断と偏見でチョイスしたものに、一言添えてご紹介しているものです。
もし文中に、不快な表現がありましたらすみません。

 

トヨタ、EV「bZ4X」のサブスク月額10万7800円 補助金でさらに減額

トヨタ自動車は、新型電気自動車(EV)「bZ4X」向けサブスクリプション(定額利用)サービスの月額利用料(消費税込み)が10万7800円になると発表しました。
国のクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金)を使用した場合は8万8220円となり、地方自治体の補助金が交付される場合はさらに減額できます。
bZ4Xは、メンテナンスなどEV保有への不安を払しょくするために個人向けにはサブスクサービス「KINTO(キント)」のみで展開。12日正午からインターネットサイトもしくは販売店を通じて申し込みの受付が開始されます。

⇒補助金が適用になるということで、利用の追い風になりそうです。
補助金が適応されるのは4年間。それに合わせて、5年目以降はサブスク利用料金を段階的に引き下げて、利用しやすいようにしているとのこと。
電気自動車で、月々8万8千円。都内などでは割と流行りそうですが、どうでしょうか。

 

エコレボ、DPF洗浄のサービスネットワークを立ち上げ

ECO REVO(エコレボ、湯沢宏子代表取締役、茨城県竜ケ崎市)は、DPF(ディーゼル微粒子除去装置)などの洗浄を手掛ける施工店のネットワークを5月に立ち上げる計画です。
オリジナルの洗浄剤や機器を用いる作業のノウハウをパッケージ化し、DPFから軽油を噴射するインジェクターまで一貫した洗浄メニューを加盟店に提供するとのこと。
施工費用はDPFなどの部品を交換する場合に比べて約1~3割に抑え、ディーゼル車ユーザーの利用拡大を見込んでいます。
また、同社では整備工場や運送会社の自家工場を中心に加盟を募り、年内に10店舗体制としていく計画も打ち出しています。

⇒DPF洗浄のサービスは、これから需要がさらに拡大しそうです。
ここの取り組みの面白いところは、自社でサービスをするのではなく、やり方や必要品をパッケージ化したものを、運送会社さん・整備工場さんなどに直接売り込むというところ。
加盟店という形をとり、実際に作業するのは整備工場・運送屋さんで、エコレボ自体は、導入支援とフォローアップのみという仕組みにしています。
このやり方は、色々なところで応用していけそうだなと思いました。

 

「次世代」の本命、全固体電池 自動車メーカーが生産技術開発を加速

自動車メーカーが全固体電池の生産技術開発を加速しています。
エネルギー密度が高く、電気自動車(EV)の次世代電池の本命として開発が進む全固体電池ですが、実用化に向けては品質の高い電池をコストや二酸化炭素(CO2)排出量を抑えて製造する生産技術が重要になります。
日産自動車やホンダはそれぞれ2024年に試作用生産ラインを新設し、トヨタ自動車はハイブリッド車(HV)に搭載することで量産技術を向上させていく予定です。
競争力の高い全固体電池を実用化し、海外勢に後れをとるEV市場で巻き返しを図っています。

⇒『究極の電池』と言われている全個体電池には、普及までに品質・コスト・環境配慮の3つの課題があります。
ホンダや日産は、現在の液体リチウムイオン電池の2倍のエネルギー密度を目指して開発中ですが、いかに安全性が高いといわれている全個体電池であっても、高密度にすれば当然、発火や安全性のリスクが高まります。
かといって、安全性を含めた品質を過剰にすると、生産性は落ち、コストは上昇し、普及に至るまでの道のりが遠のく。
また、EVは二酸化炭素の排出しない車ですが、製造過程では多くの二酸化炭素を排出します。その多くは、電池製造時の排出です。
環境配慮の必要性が問われている昨今、できるだけ二酸化炭素を排出しないような開発も求められており、まだまだ課題解決には時間がかかりそうです。

 

以上、5月2週目の気になった自動車関連ニュースでした!
また来週もよろしくお願いします!

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