先週の気になった自動車関連ニュース(5月2週目)
この記事は、先週あった自動車関連ニュースの中から、僕が独断と偏見でチョイスしたものに、一言添えてご紹介しているものです。
もし文中に、不快な表現がありましたらすみません。
NGP、リサイクル部品を「ヤフオク」「ヤフーショッピング」で販売開始
NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(小林信夫理事長、東京都港区)は、インターネットを活用したリサイクル部品の販売を強化しています。
4月から「ヤフオク!」と「ヤフーショッピング」に「NGPパーツ王」のブランド名で出店を開始しました。
4月はトライアルでの運営でしたが、5月から本格的にリサイクル部品の出品を開始し、約100万点の出品を予定しているとのこと。
今のところ、個人ユーザーに比べて事業者の購入が多いようです。
⇒以前から、アフターマーケット商品のネット販売は、いくつかの業界で競合する課題を抱えていました。
オープンで検索がしやすくなる分、必要な部品を探しやすくなるという面もある一方、整備工場さんが中間を飛び越えて直接購入しやすいという面もあります。
さらには、ユーザーさんが購入という、全業者さんを飛び越える面もあります。
オープン化+直販化に対して、このメリットを享受しつつどう収益化していくのか。
リサイクル販売最大手が本格的に乗り出してきたことにより、特に中間に挟まれている業界は、この課題にどう対応するかがポイントとなってきそうです。
トヨタ、5月の国内生産 新たな稼働停止を追加 「bZ4X」や「ランクル」などに影響
トヨタ自動車は5月10日、中国・上海の都市封鎖(ロックダウン)による部品調達難の影響で16日から最大6日間、新たに国内8工場14ラインで稼働を停止すると発表しました。
5月は半導体不足の影響によって9工場10ラインで稼働を停止。
生産台数は年初計画から10万台以上少ない70万台になる見込みです。
⇒ランクルやレクサス「LX」、電気自動車の「bZ4X」を生産している工場も5~6日間停止。
つい先日最高利益を上げたトヨタですが、今期は減速が否めない状況になってきています。
トヨタのほか、現在稼働の停止が決まっているところは、
・ホンダ:5月の稼働を2割減
・ダイハツ:5月の稼働、4日間停止
・いすゞ:5月の稼働、5日間停止
です。
当面、「新車を売りたくても売れない」という状況が続きそうです。
いずれも新車の納期遅れが、地域の自動車販売会社の収益に直結してしまいます。
今は現行在庫で乗り切れたとしても、今夏以降の収益減少に備えていくことが必要かもしれません。
2022年4月の新車販売ランキング、「N-BOX」4カ月連続首位 「ヤリス」半減で「ルーミー」が初の登録車トップ
4月の車名別新車販売台数は、ホンダの軽自動車「N―BOX(エヌボックス)」が4カ月連続で1位でした。
半導体不足による自動車メーカーの生産調整が続く中、前年同月と比べて7.7%の落ち込みにとどめて、首位を守った形です。
トヨタ自動車の「ヤリス」は約半減。
トヨタ「ルーミー」が登録車ランキングで初めてトップに立ちました。
⇒ルーミーが乗用車トップというのが、個人的に意外な感じでした。
おそらく、納期の関係で、希望の新車が間に合わず、今まだ多少余裕のある車に流れた結果なのかなと思っています(完全に個人的見解)。
ランキングトップの車種は、以前から人気の高い車が多いので、今後の部品の手配などでは、少し手に入りにくい状況があるかも?と思いました。
以上、今週の気になったニュースでした!
来週もお届けいたしますので、また読んで頂けたら嬉しいです!