先週の気になった自動車関連ニュース（6月3週目）

2022年6月20日 2023年1月21日

管理者popotto

この記事は、先週あった自動車関連ニュースの中から、僕が独断と偏見でチョイスしたものに、一言添えてご紹介しているものです。
もし文中に、不快な表現がありましたらすみません。

トヨタ、整備機器の買い取りや売買仲介のウェブサービス「メカコミ」を全国展開　整備工場の投資負担軽減へ

トヨタ自動車は１７日、自動車機械工具の買い取りと売買仲介のウェブサービス「メカコミ」の全国展開を始めました。
ディーラーや整備工場間で、工具や小型設備を直接売買できる場となります。
リフトなどの大型設備の査定と買い取りも行う予定です。

新サービスは運営の主体となるトヨタに加え、中古機器の専門事業者２社と整備機械工具商社３社が参画。
タイヤチェンジャーや車検機器大型設備は中古事業者が査定や買い取りをし、整備後にメカコミで販売。
修理に必要な補修部品は商社が供給するとのことです。

⇒大型機器の直接売買は、新しい市場になりそうです。
今までは、こういう大型機器の中古案件は、近い人たち（仲の良いメーカーセールスやご近所の整備工場など）の間だけで行われていた印象ですが、これがオープン化していくということですよね。

工具の中古市場自体が、需要のわりに活性化されていなかったように思いますので、このメカコミがどうなるか、注目していきたいと思います。
個人的には、地域のコミュニティでも同様の市場が作れれば、本当はそれが一番いいのになーと思ってなんかいます。

>>メカコミのWebサイト

リサイクル部品協議会、2022年内にも加盟団体7者の部品共有在庫システムを連携　約500万点のリサイクル部品を一括検索

日本自動車リサイクル部品協議会（佐藤幸雄代表理事）は、各加盟団体のリサイクル部品共有在庫システムを相互接続する体制を年内にも構築します。
リサイクル部品の流通に関して、主要なシステムのほぼすべてが接続可能となるのは今回が初めてです。

相互接続するシステム運営団体・企業は、

・ＮＧＰ日本自動車リサイクル事業協同組合
・ＪＡＲＡ
・ビッグウェーブ
・ジャプラ
・ＳＰＮ
・エス・エス・ジー
・ＡＲＮ

の７団体・企業。

システム連携により、全国の自動車リサイクル部品事業者が在庫する約５００万点の部品を一度に検索できるようになります。
これにより、ディーラーや整備事業者からの問い合わせに迅速に対応できる見込みです。

⇒連携する団体を見ると、大所がずらり。
これでリサイクル部品の検索が「あっち聞いて、こっち聞いて」からかなり解放されそうです。

一方、たくさんのリサイクル部品検索を売りにしていた部品商さんなんかは、ちょっと影響がありそうです。
「たまに安いのがある」みたいなノリで検索依頼をしてくれていた整備工場さんが、直接この巨大ネットワークにアクセスできるわけなので、中古市場での存在感が薄くなるかも？しれません。
このような連携に限らず、『限定』『オープン』『ダイレクト』が、一つの大きな流れとして、今後広がっていきそうな感じです。