【スキャンツール補助金】令和4年度の補助金開始!概要から申請方法まで、まるっと解説!【完全版】

社長

令和4年のスキャンツールの補助金情報がでたんだって?
昨年までと違うところはあるのかな?
何を準備すればいいんだろう?

ついに、令和4年度のスキャンツール補助金情報が出ました!
今年の補助金申請に関しては、例年と大きく違う点がいくつかあります。
この記事は、今回のスキャンツール補助金の概要から申請に必要なものまで、ほぼ全て網羅した『完全版』です。
「補助金申請しようかな」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

僕は過去に、実際に何件かのスキャンツール補助金を申請し、採択されてきました。
その経験もあり、実際に申請する際に注意すべき点なども具体的にお伝えできるかなと思います。

令和4年スキャンツール補助金の概要

まずは、公式に出ているスキャンツール補助金の概要をパパっと確認してみましょう。

1.公募期間

令和4年9月1日(木) 10:00 ~ 9月9日(金) 16:00 まで

2.補助金額

スキャンツール新規購入費用の1/3(上限15万円)
※消費税や銀行への振込手数料などは対象外

3.予算額

1.4億円(15万換算で、約933。つまり全体で約1,000台分の予算)

4.対象のスキャンツール

指定メーカーおよび品番の機器から選択
対象スキャンツール一覧

5.申請方法及び必要な申請用紙

・申請方法:申請ページでの電子申請のみ
・必要書類:交付申請書(様式第1)
     :交付申請書(様式第1別紙1)
     :交付申請書(様式第1別紙2)
     :認証書または指定書、認定書
     :見積書(2社以上)

6.問い合わせ窓口

管理団体:パシフィックコンサルタンツ株式会社・補助事業ホームページ
TEL  :050-3154-0507

と、こんな感じです。
特に今回の令和4年から変更になった部分がありますので、改めてまとめてみました。

令和4年から変更になったスキャンツール補助金のポイント

1.申請は、特設の申請ページから行う電子申請のみ

2.予算額超過の場合は、公開抽選にて決定(早い者勝ちではない!

3.特定整備事業の認証を有している、もしくは令和4年度内に申請する事業者のみが対象

4.複数購入も可。ただし、上限金額は全数合わせて15万円まで。

まず申請ですが、電子申請のみです。
パシフィックコンサルタンツ株式会社のホームページ内下段にある『申請システムはこちら』というボタンから進んでいきます。

このシステムは今年からのものなので、新規登録しなければいけないんですよね。
これは後で出てくる『補助金の申請方法は?』で詳しく解説します。

次に、今回は早い者勝ちではない!という部分に注意が必要です。
もし予算額が超過(たぶん絶対超過すると思います)になった場合は、抽選です
ですので、慌てずとも期限内に確実に申請して頂ければOKとなっています。
とはいえ、提出の締め切り時間が明確に決められていますので、時間ギリギリだとちょっとしたWEB上の不具合でつながらない!なんてことも考えられます。
ですので、できれば前日に申請を済ませるくらいの余裕があるといいと思います。

また、今回は複数の診断機の購入も可能となっています!
これ、嬉しくないですか?
例えば18万円の診断機を2台購入した場合、今までは、1台分の18万円に補助金6万円が適用されて、1台分はそのまま18万円。
合計で30万円でした。
ただ、今回は、1台分の18万円に6万円が適用されて、さらにもう1台分の18万円に6万円が適用。
合計で24万円で済みます!
たくさん必要な工場さんは、ぜひご検討してみてください。

そのほかの注意点もまとめておきます。

スキャンツール補助金申請のその他の注意点

令和3年に、この同じスキャンツール補助金を受給した事業者は対象外

交付決定前に購入したものは対象外(交付を受けてから購入すること)

・交付決定後、注文は見積書の有効期限範囲内に行うこと

・申請書類は、必ず全て電子データにて保管すること

ん?
この要綱によれば、令和3年以前にスキャンツール補助金を受けた事業者でも応募できるみたいです!
狙っている方は、ぜひ一度、運営団体にお問い合わせしてみてください。

問い合わせ先:パシフィックコンサルタンツ株式会社
メールアドレス:scan_hojokin@04.pacific-hojo.jp
電話番号:050-3154-0507

また細かいようですが、見積書の有効期限は、念のため長めにとっておきましょう。

補助金申請に必要な書類は?

概要のところで、だいたいは把握して頂けたと思います。
ですので、申請書類に関してはスッと進めていきたいと思います。

スキャンツール補助金申請書類一覧

1.交付申請書(様式第1)
2.交付申請書(様式第1別紙1)
3.交付申請書(様式第1別紙2)
4.認証書または指定書、認定書
5.スキャンツールの見積書(2社以上)

1~3の「交付申請書」は下記よりダウンロードして使用して頂けます(8/19修正版です)↓

この交付申請書は、いくつかのシートに分かれています。
1シート目の『入力シート』に記入すれば、2シート目以降に自動的に反映されるようになっていますので、下手に2シート目以降をいじらない様に注意してください。

記入後は、エクセルそのままで保存して、そのまま提出することが可能です。
記入自体は簡単ですので、ぜひトライしてみてくださいね。

4の、「認証書または指定書、認定書」は、正確には以下の通りです。

基本的には、運輸局から交付されているものがあると思いますので、それをスキャンしたものでOKです。

最後の5の「スキャンツールの見積書」ですが、注意点だけ書いておきたいと思います。

スキャンツール見積書の注意点

・見積もり日が公募要領公表日以降のもの(つまり令和4年8月16日以降の日付であること)

・対象機器のメーカー名、名称・型式、品番、ソフトのバージョンが明記され、補助対象経費と対象外経費が明確に区別されていること

消費税別表記であること

2社以上から見積もるということで、ちょっと面倒ですが、早め早めに動いてみてください!

≫対象スキャンツールはこちら

補助金の申請方法は?

続いて、補助金の申請方法です。

概要のところでも触れましたが、今回の申請に関しては全て電子申請のみとなっています。
流れは下記の通りです。

①『申請システム』に新規利用登録
パシフィックコンサルタンツのホームページ内『申請システム』より必要事項を記入して新規登録

<必要準備>
・申請者の法人名、代表者名、担当者名
・担当者の証明書類(名刺など)
・メールアドレス
・任意のパスワード
※9/1 10:00~受付開始
②返信メールにアクセスして、ログイン
『申請システム』登録完了後、登録したメールアドレスに返信メールが届きます。
そのメール内で登録用IDとログイン用のURLが通知されます。
URLをクリック(タップ)して、『申請システム』にログインします。
③『申請システム』から書類を提出
システムの指示に従って、書類をアップロードにて提出。

申請終了です!
9/9 16:00までに申請しましょう。

申請方法は以上です。

意外と簡単ですよね?
もしPC操作などでお困りの際は、購入予定の部品商さんや問屋さんなどに相談してみてください!

おさらい:補助金申請までのロードマップ

ここまで、ちょっとややこしい部分もあったかもしれません。
改めて、補助金申請までにやるべきことを簡潔にまとめてみます。

〈現在~8/31まで〉
・スキャンツールの選定(対象機器より選ぶ)
  ⇒対象スキャンツール一覧

・購入予定業者2社に、選定した機器の見積もりを取る
 ※見積もり日は、8/16以降に。見積もり期間は長め(2か月位)に。

・交付申請書一式に記入し、完成させる
  ⇒交付申請書ダウンロード(様式第1、様式第1別紙1、様式第1別紙2)

・認証書または指定書、認定書を準備(スキャナーでPCに取り込む)
〈9/1 10:00~〉
・パシフィックコンサルタンツのホームページにある『申請システム』(リンク先下段)から新規登録
 ※9/1 10:00前に登録したものは無効になりますので、注意してください

・『申請システム』に沿って必要書類をアップロードし、申請する

申請完了です!
※9/9 16:00最終提出期限

いかがでしょうか。
意外と簡単そうじゃないですか?

来年の2023年には車検証がIDカード化が始まり、2024年からはOBD車検が始まります。
車検整備の電子化は、もう待ったなしの状況です。
消込みだけできる程度の簡易なスキャンツールだけでは、対応できなくなってくるのは間違いありません。

OBD車検に合わせるとしても、今年と来年しかありませんし、来年また補助金が出るかどうかは分かりません。
しかも今年の補助金は抽選ですので、全員に公平にチャンスがあります!
ぜひ、ご自身の状況に合わせて、必要な対応を取ってみてくださいね。

最後に、各オフィシャルリンク

最後に、オフィシャルリンクの一覧を置いておきますので、必要に応じて参考になさってください。

・事務局問い合わせ先
 パシフィックコンサルタンツ株式会社『 陸上輸送省エネ推進事業事務局 』
 メールアドレス:scan_hojokin@04.pacific-hojo.jp
 電話番号:050-3154-0507

スキャンツール補助金サイト
 「ビッグデータを活用した効率的かつ適切な自動車整備による使用過程車の省エネ性能維持推進事業」の公募サイト

補助金交付規定(PDF)

補助金公募要綱(PDF)

事業説明資料(PDF)

補助対象機器一覧(PDF)


今回は以上になります。
申請し、見事補助金交付決定した暁には、スキャンツール活用実績報告義務が生じてきます。
ちょっと面倒くさいですね。
今回は割愛しますが、もしご要望がありましたら、その点についても解説してみたいと思いますので、ぜひご意見・ご感想を頂けると嬉しいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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