先週の気になった自動車関連ニュース(8月4週目)
この記事は、先週あった自動車関連ニュースの中から、僕が独断と偏見でチョイスしたものに、一言添えてご紹介しているものです。
もし文中に、不快な表現がありましたらすみません。
日野のエンジン認証問題、小型トラックでも不正判明 国内販売の半数占める「デュトロ」を出荷停止
日野自動車は8月22日、エンジン認証不正問題で、小型トラック用エンジンに新たな不正行為が判明したと発表しました。
出荷停止済みの大中型トラックに加え、同エンジンを搭載する「デュトロ」の出荷を同日付けで停止。
国内工場からの出荷台数のうち停止する車種の割合は今月2日時点の3割から6割に拡大しました。
輸出向けの生産は続くが、国内向け車種のほぼ全てが出荷停止。
国内販売の半数を占める主力の小型トラックで不正が発覚したことで、日野の業績のほか、サプライヤーや販売会社に与える影響もさらに広がります。
⇒今週はなんといってもこの問題です!
国内向け車種ほぼ全滅!
海外でも、日野のトラックを採用している大手運送会社から訴えを起こされているなど、日野の苦難は続きそうです。
判明しているだけでも7万2千台以上出荷済みの日野のトラック。
そのすべてのエンジンに対して補修・賠償対応をするとなると・・・。
今後の対応にも注目していきたいと思います!
政府、2023年度概算要求でCEV補助金予算を倍増 過去最高水準でEV普及後押し
政府は来年度、過去最高水準の補助金で電気自動車(EV)などの普及を後押しします。
経済産業省は2023年度予算概算要求で、電動車や充電インフラの補助事業に充てる予算を今年度当初予算からほぼ倍増させる意向。
日本の自動車メーカー各社も来年以降、EVの品ぞろえを増やす予定です。
官民で足並みをそろえ、「35年までに新車(乗用車)販売を電動車100%とする」という目標の達成に向けて邁進していくことになりそうです。
⇒対象となる予算は、「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」などの補助制度。
車両の場合、EV、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)などが補助対象で、EVなら最大85万円の補助金が出ます。
今年度が10月にも補助金切れになるということで、現在現場が混乱していますよね。
来年は今年度の約3倍にあたる410億に増額ということで、補助金切れの心配は薄くなり、EV普及の大きな後押しになることは間違いなさそうです。
大企業だけの問題ではなく中小企業であっても、そろそろEV関連事業の検討も始めていく段階にきているかもしれません。
スバル、点群データ取得できるカメラを開発 価格抑えてセンシング能力を拡充
スバルは、先進運転支援システム(ADAS)「アイサイト」シリーズ向けに点群データを取得できるステレオカメラを開発します。
収集した点群データはAI(人工知能)を活用して処理することで、車両周辺の状況をより高精度に、リアルタイムで把握できるようになります。
価格が高価な3Dライダー(レーザースキャナー)を使用せずに、カメラだけで点群データを取得することで、価格を抑えて安全性能の向上を図る狙いです。
⇒「ちょっと、何言ってんのかわからないんですけれども」
僕は始めそうなりましたので、詳しく調べてみました。
非常に簡単に説明すると、次のようになります。
今までの高度なカメラ『3Dライダー』
・レーザーを飛ばす→ 周囲にあるモノに当たる→ 反射されて戻ってくる → その時間を測定して形状や距離を把握
今回のちょっと安いカメラ『ステレオカメラ』
・周辺の画像を取り込む→ AIで立体的なデータとして認識する→ 周囲のモノの形状や距離を把握
レーザーを飛ばすか、画像認識するかという違いです。
「え?画像だったら、例えば雪の日とか豪雨の時とか大丈夫なの?」
そうなんです!でも、大丈夫だそうです。
なんでもAIで、その辺はうまい具合にやれちゃうみたいです。
だって、AIですから!
(点群データという仕組みが使われるみたいだけど、その辺はよくわかりません><)
ということで、今後は少し安価なADASシステムのカメラがでてくるかも?ということでした。
ちなみに、自動運転技術のレベル3以降には対応できていないので、その辺は今までの高い3Dライダーが必要となりそうです。
今回は以上です!
また来週をお楽しみに!