【コレだけはチェック!】先週あった自動車ニュース!(8月4週目)

「あー先週忙しくて、あまり情報追えてないや」という方も、これさえ見ておけば大丈夫!
とまではいきませんが、自動車の気になる情報を3つピックアップしてお届します。
個人的な一言も添えていますので、参考にして頂けたら嬉しいです!

CATL、新たな車載電池「神行超充電池」を開発 10分で400km分の充電が可能


寧徳時代新能源科技(CATL)は、新たな車載電池「神行超充電池」を開発したと発表しました。
充電器の出力は公表していないが、10分間で400キロメートル分の充電が可能だということです。
2024年1~3月期中にこの電池を積んだ電気自動車(EV)を発売する予定です。

正極にリン酸鉄系を使用したリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池で、電解質の改良などにより、高速充電と安全性を両立。
マイナス10度の低温環境下でも約30分で80%まで充電できます。
23年末までに量産を始める計画とのことです。

⇒10分で400㎞の充電が可能!
グッと電気自動車が実用的になってきた感じです。

今はニッケルやコバルト、マンガンの三元系を正極材に使用するリチウムイオン電池が主流ですよね。
対して、このリン酸鉄系を使用したリン酸鉄リチウムイオン電池は、三元系のレアメタルと違い価格が安く、かつ発火しずらいという特徴があります。

「え、良いじゃん!なんで今まで使わなかったの?」
ですよね。
じつはこのリン酸系には弱点があって、それが『エネルギー密度の薄さ』です。
エネルギーが高密度にならないから、どうしても三元系のリチウムイオン電池に比べて効率が悪いというのがこれまででした。
しかし、中国のLFPがこの問題を解決したことで、今一気に人気が加速しています。

実際、日本でもトヨタなどが開発に乗り出しており、将来的にはレアメタルを使わないリチウムイオン電池が自動車の主流になるかも?
そうなると、また対応する様々な機器の開発も必要となってくると思うので、ビジネスチャンス到来?の予感です。

中古車販売のグッドスピード、事故車修理の保険金請求を内部調査


グッドスピードは23日、損害保険会社に事故車の修理費用を水増し請求しているとの一部の報道を受け、内部調査を進めていると発表しました。
損保会社から「過去の保険金の請求に関し、調査協力を求められ対応していることは事実」としたものの、「詳細については調査中」とのこと。
同社は今後、調査を進めていく中で、「新たに公表すべき内容が判明した場合には速やかに公表する」としています。

⇒うーん、やはり来ましたね。
グッドスピードがどうこうというわけではなく、ビックモーターの余波が周りの自動車関係会社へも広がってきた、という意味です。

こんなことを書いてはアレですが、どんな整備工場さんも保険仕事に関しては基本、色々な『技』を持っていると思います。
今は、探せばほとんど新品みたいな中古部品もありますし、純正と性能差がないのに価格は半分みたいな社外優良品も多いです。
その工場がどういう風に整備報告を上げるかは、色々見えない部分もあるのが実情ですので、「保険は金額が決まってるので、お客さんにも迷惑かけないから」と考えても不思議はありません。
実際、誰にもわかりませんしね^^

こういういわば『暗黙知』の領域が、今回のビックモーターで公になってしまい、ちょっと焦っている工場さんもあるのではないでしょうか。
特に小さい工場さんであればあるほど、ほかのことで常連さんにメリットをだしつつ、こういう『暗黙知』で何とか食いつないでいるパターンもあるかと思いますので、一概に良し悪しは言えませんが、なんにせよ、常にお客さんの方を向いたお仕事をして頂ければと思います。

日車協連、「指数対応単価」大手損保に交渉申し入れ 15%以上の引き上げ求める


日本自動車車体整備協同組合連合会は10月をめどに、大手損害保険各社に団体協約の締結に向けた交渉を申し入れることを明らかにしました。
修理費の算出に使う「指数対応単価」について、2022年度実績から15%以上の引き上げを求める方針。
損保各社は23年4月に消費者物価指数を参考に同単価を2%程度、引き上げた。しかし、資材費や人件費、エネルギー費などの上昇分を吸収できる水準とはほど遠いということです。
このため、日車協連は団体交渉を通じ、物価上昇などに見合った対応を損保側に求めていく考えです。
保険金を水増し請求していたビッグモーター問題で保険修理をめぐる世間の目が厳しさを増すなか、交渉の行方が注目されています。

⇒指数対応単価の団体交渉です。
ビックモーターで揺れるこの時期、いいタイミングなのか、悪いタイミングなのか…。

確かに、大手との交渉においては、かなり価格を叩かれるケースが多いと聞いたことがあります。
例えば、レンタル・リース会社系の整備費用などは、相当安い値段で請け負わせるそうで、ほとんど原価に近いような話です。

同様に、保険会社も本当に大きいところが多いので、多少、工場に無理を言っているケースもあるのでは?と思ってしまいます。
また逆に、こういう大手がきちんと正当な対価を支払くれれば、ビックモーターのような水増しの不正も減るかもしれませんし、タイミングとしては注目が集まっている今が良いのかもしれません。
ぜひ、工場側の良い結果に終わるよう願っています!

というところで今週は以上です!
また来週をお楽しみ!

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