先週の気になった自動車関連ニュース(10月1週目)

「CEV補助金」11月以降も継続へ 経産省が2次補正で当初予算+1次補正上回る規模 EV販売を後押し

電気自動車(EV)などの購入を補助する「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」が11月以降も続く見通しです。
経済産業省は、今年度に確保した430億円(第1次補正予算含む)を上回る予算額を今年度の第2次補正予算案に盛り込む意向を明らかにしました。
補助要件は原則として変えない予定。
現行の補助金は今月下旬にも切れるため、経産省は予算案の閣議決定日を申請基準とするなど「空白期間」を回避したい考えだです。

⇒来ました!
EV補助金延長!
各方面から要望されていましたからね。
しかも、前回を上回る予算額を補正予算で組むという大盤振る舞い!
来年度の予算でもEV系補助金は当然組まれると思いますので、来年1月~5月位までの新車需要期では、EVへの補助が切れ間なく続く見込み
既に『サクラ』などの人気車も出てきているので、2025年、2030年には走っている車種の勢力図が変わっていそうな予感です!

補足:EV補助金概要
・軽自動車は55万円
・登録者は85万円
申請条件は、登録・申請日から一カ月以内に申請すること。
※なので、閣議決定が11月中に行われればOKですが、12月にずれ込んだ場合、10月下旬で補助金が切れたタイミングで登録・申請した車は対象外になります。この点だけ、要注意です!
(10月下旬で補助金が切れたタイミングで登録・申請した場合でも、その一カ月以内に閣議決定がなされれば、さかのぼって補助金は支給されます。)

環境省、EVやPHVの利用者にポイント還元 買い物などでの利用を想定 2024年度にも導入


環境省は、電気自動車(EV)などの利用者にポイントを還元する仕組みづくりを始めるそうです。
再生可能エネルギーとの同時導入を前提とし、二酸化炭素(CO2)削減量に応じて買い物などで使えるポイントとして付帯する予定。
2023年度までに制度設計を行い、24年度以降の導入を目指します。
合わせて商用領域の車両の電動化施策も新たに設け、モビリティ全体の電動化を後押しするとのことです。

⇒続いても、EV関連の話題です。
個人的にポイントだと思う点は、商用領域の車両の電動化施策を新たに設けるという点です。
内容としては、ラストワンマイル用の配送車両を導入する事業者を対象に、バッテリー交換式EVの導入、購入補助制度を新設。
車両の導入以外にも、ステーションの設置や交換用バッテリーの購入費用なども支援する、となっています。
EVが商用領域にまで拡大していくと、一気にシェアが大きくなるので、この購入補助制度は要注目ですね。
2023年度に制度設計をしているものは、まだ限定的ですが、2030年には全商用車並びにトラック関係のEVシェア拡大を目指しているので、今後ますます加速していきそうです!

2022年9月の新車販売ランキング、車両供給の改善でトップ10すべて前年超え


2022年9月の車名別新車販売台数は、トップ10の車種全てが前年同月比を上回りました
昨年夏は、東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大によるサプライチェーンの混乱など、各メーカーとも生産計画に対する減産を強いられ、苦しい状況でしたが、現在は、部品供給体制が改善傾向にあり、新車供給台数も以前より増えてきたことが数字に表れた形です。
一方、トヨタ自動車やホンダは、10月の生産計画の下方修正を発表するなど、今後の新車販売正常化には不透明な状況が続いています。

⇒久しぶりに明るいニュースです。
特に、部品供給が改善に向かっているのは、嬉しいですね。
この傾向が続いてくれると、来年の新車繁忙期にはしっかりとした販売ができるかもしれません。
以下にトップ10の前月伸び率を書いておきます。
#トップのN-BOXが64%増って何?

1位 N-BOX 前月比:64.4%増
2位 ヤリス 25.5%増
3位 タント 86.4%増
4位 ノート 43.1%増
5位 カローラ 14.4%増
6位 ライズ 185.6%増
7位 スペーシア 22.0%増
8位 ヴォクシー 174.7%増
9位 ワゴンR 3.3%増
10位 シエンタ 62%増

ということで、今回は以上です。
また来週もご覧いただけたら嬉しいです!


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