先週の気になった自動車関連ニュース(8月1週目)
この記事は、先週あった自動車関連ニュースの中から、僕が独断と偏見でチョイスしたものに、一言添えてご紹介しているものです。
もし文中に、不快な表現がありましたらすみません。
CEV補助金、10月末にも終了 販売現場から延長期待の声
「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の申請受付が10月末にも終了する見通しになりました。
次世代自動車振興センター(堀洋一代表理事)の発表によると、CEV補助金の7月25日時点の予算残高は約177億円。
現在のペースが続けば10月末にも終了する見通しだということです。
これを受けて、各社、対応を迫られています。
三菱自動車は「eKクロスEV」のテレビコマーシャルから補助金額の表記を急きょ削除。
販売店では商品力に重点を置いた商談に切り替えているほか、補助金終了の可能性を了承してもらうための同意書を取得するケースが増えているとのこと。
車種拡大により電動車への関心が高まっているだけに、販売現場からは「まずは補助金を継続するとの方針だけでも示してくれればありがたい」との声が聞かれています。
⇒補助金がこんなに早く終了する見通しとのことで、ちょっとびっくりです。
補助金額55万円は、確かに魅力的。
金額ももちろん大きいのですが、それ以上にEVの需要が大きいということだと思います。
補助金ありきの販売戦略はもう使えませんので、これからが各販売店さんの腕の見せ所になりそうです。
ロシアへの中古車輸出台数が急増 ルーブル高騰で高価格帯の車両に引き合い
日本からロシアへの中古車輸出台数が急増しています。
日本中古車輸出業協同組合によると、6月の輸出台数は1万8266台となり、月次ベースで今年最多の輸出台数となったそうです。
ロシアのウクライナ侵攻後、欧米や日本は厳しい経済制裁を科していますが、ルーブルは高騰しており、これを背景にSUVやミニバンなど高価格帯の中古車の取り引きが増加している模様です。
輸出台数は既に、侵攻前の水準を上回っています。
国内市場でも品不足は続いており、今後、さらなる中古車価格の上昇が懸念されます。
⇒なんと、ロシア輸出が好調のようです。
ルーブルの価格も、ウクライナ侵攻前は1.5円で、侵攻後0.8円まで落ちたものの、現在は2.5円です!
なのでロシアから見たら、今の日本の中古車はかなりお買い得ってわけですね。
各国の金融制裁を逃れるため、地方の小さな銀行を利用して決済しているケースが多いとのことで、この傾向はまだまだ続きそう。
中古車そのものだけでなく、各メーカーのパーツにも大きな需要が発生しているとのことでした。
〈日野エンジン認証不正問題〉取引先への影響長期化 出荷停止の対象車種は5割超に 不安解消に全力
日野自動車の排出ガス・燃費試験不正の対象台数が拡大した影響が販売会社や部品メーカーなどの取引先に広がりそうな様相を呈しています。
現行車種は小型トラック以外が出荷停止となり、架装メーカーやサプライヤーなどの事業への影響は長引く見通し。
販売現場ではメーカーとディーラーが一体となって顧客対応を進めていますが、出荷再開時期のめどが立たない状況に業界には困惑が広がっています。
日野は取引先の不安解消に全力を挙げるとのことです。
⇒とうとう小型トラック以外の出荷が出来なくなったとのことで、影響は甚大です。
日野の国内の年間販売台数に占める出荷停止対象車種の割合は、実に53%にまでなりました。
車本体だけでなく、エンジンなどの出荷もできなくなっているので、アフターマーケットにも影響が広がっています。
日野の大型車を利用している工場さんや業者さんは、万が一、車に何かあった時のために、供給可能な部品等の確認をしておいた方がいいかもしれません。
というところで、今週は以上です!
日々、新たな動きのある車業界ですので、ぜひ最新情報をゲットして時流に乗り遅れない様にしていきましょう!
来週もお楽しみに!