【コレだけはチェック！】先週あった自動車ニュース！（5月3週目）

毎週、気になった自動車関連情報を3つ（メジャーニュース1つ、マイナーニュース2つ位の割合）ピックアップしてお届けします！
どちらかと言うと普段あまり放送されていないような、ちょっとマニアックな情報が中心です^^
個人的な一言も添えていますので、参考にして頂けたら嬉しいです！

ダイハツ、「ロッキー/ライズ」でも側面衝突試験の認証不正が発覚

ダイハツ工業は5月19日、「ロッキー」とトヨタ自動車にOEM（相手先ブランドによる生産）供給する「ライズ」のハイブリッド車（HV）で、ポール側面衝突試験（UN-R135）に関する認証手続きで不正行為が判明したと発表しました。
対象台数は2021年11月以降に販売した計7万8440台。
同日付けで出荷・販売を停止しました。
詳細は調査中ですが、同社は「安全性には問題ない」としています。

⇒はい、でました。
不正なくならないですねー。
出荷と販売がストップしたことで、ディーラーさんや販売店さんなどの現場は大混乱のようです。
商談中のものもあったでしょうし、納車待ちは台車対応等が必要になります。
一番はお客さんの不信感をかってしまう所でしょうか。

また、今回はHVでの不正ということで、EV台頭の中、トヨタはHVの存在感を出そうとしていただけに、ダメージは大きそう。
これを機に日本もEVに大きく舵を切るか？注目です！

スズキ・ダイハツ・トヨタ・CJPT、軽商用バンのEVプロト公開　その走行距離は…？

スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車、コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ（ＣＪＰＴ、中嶋裕樹社長、東京都文京区）は１７日、商用軽電気自動車（ＥＶ）のプロトタイプを公開しました。
ダイハツとスズキ、トヨタの３社で共同開発したＥＶ機構を搭載し、満充電で約２００キロメートル走ります。
ダイハツ「ハイゼットカーゴ」をベースとし、生産もダイハツが担当する予定です。
２０２３年度内に３社で販売する。

⇒待ってました！商用バンタイプのEVが年内に発売されます！
その走行距離は、なんと200㎞！
いや、1日走らせると考えても十分実用に耐えるレベルではないでしょうか。

ダイハツのハイゼットカーゴがベースというのも使い勝手良さそうでいいですね！
ん？ダイハツ…、不正しないでしょうね^^

都心部や短距離運送会社さんなんかに人気が出そうです。
今なら車両のみならず、充電器設置などにも国から大きな補助金が出ますからね。
この売れ行きが今後のEVの売れ行きを左右するかもしれませんので、引き続き続報にはアンテナ立てていきたいと思います！

日本の物流が大変革期、ご存じですか？「2024年問題」

日本の物流が大変革期を迎えています。
「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」（働き方改革関連法）に基づき、２０２４年４月からトラックドライバーなど自動車運転者に対する時間外労働の上限規制と改正改善基準告示が適用されます。
これらによって生じる諸問題を総じて「物流の２０２４年問題」とし、官民一体で迅速に対応すべく環境整備を進めているところです。
政府は、今年度内に具体的な成果が得られるよう、制度改正や予算措置を検討しているとのことです。

⇒最後はニュースというか、ちょっとコラム的にお届けします。
もはや待ったなしの「2024年問題」。
「ん？簡単に言うと何が問題なの？」っていう方向けに、簡単にご説明します。

まず、2024年に、物流に係る重要な法律が施行されます。
簡単に言うと、「トラックドライバーさん達をあんまり長時間働かせたらダメ！」っていう法律です。
トラックドライバーさん達は、長距離ドライブで酷使されていますからねー。

一見、良いことのように思えますが、これが問題。
というのも、こんな感じです。

トラックドライバーさんが長時間働けない
　⇒　物資を一気に長距離運べない
　⇒　短距離運搬がたくさんになる（リレーが多くなる）
　⇒　中継とか、なんやかんやで今までより時間がめっちゃかかる！

という感じです。
政府の調べによると、労働時間規制などによる具体的な対策を講じなかった場合、２４年度には輸送能力は約１４％不足し、そのままの状態が続くと３０年度には約３４％不足するとのことなんです！
大丈夫か、Amazon！
というより、あらゆる業務に関係してくるため、今までのように「取り寄せは翌日入荷」みたいな世界戦はなくなっていくかもしれません。
時間＝価値の時代において、この辺はぜひ今のうちから準備しておきたいところです。

というところで今週は以上です！
また来週をお楽しみ！