先週の気になった自動車関連ニュース(9月2週目)

この記事は、先週あった自動車関連ニュースの中から、僕が独断と偏見でチョイスしたものに、一言添えてご紹介しているものです。
もし文中に、不快な表現がありましたらすみません。

自動車メーカーが「eアクスル」の採用拡大 外部調達でコスト削減 EVやHVに広がる活躍の場

トヨタ「bZ4X」に採用されたイーアクスル(ブルーイーネクサス)

電動車の駆動ユニットとして、モーターとインバーター、減速機を一体化した「eアクスル」を採用する自動車メーカーが増えています
従来は自動車メーカーがモーターなどを個別に調達してユニットとして組み立てていましたが、サプライヤーからeアクスルを調達することで、開発の効率化やコストダウンなどを図れるメリットがあるとのことです。
電気自動車(EV)の駆動装置としてだけでなく、ハイブリッド車(HV)などの四輪駆動システムとしても利用され始めるなど、車両の高性能化にもeアクスルの活躍の場が広がり始めているようです。

⇒『eアクスル』、広がっています。
僕はこの流れを2つの意味で注目しています。

一つは、今後のEVでは、モーターなどが個別に部品として出ずに、eアクスルAssyでの供給になりそうだという点です。
当然、交換となった際の部品代は高価なものになることが予想されますよね。
このeアクスルのリビルト品(電気関係なのでできるかは不明ですが)などの需要が高まる可能性があり、その辺をうまく取り入れられれば、ビジネスチャンスになりそうかも?と思います。

もう一つは、EVの4WD化が早期実現しそうだという点です。
EVやHVは駆動用のバッテリーを搭載しているので、リアモーターにも電力を供給できます。
リアをeアクスル化することで、内燃機関を搭載するHVでも高出力と緻密な制御を可能にする高性能の四駆システムを作り上げることができそうです。
もしそうなれば、雪国や悪路での普及が課題とされていた地方でも普及が加速するかもです。

EVの普及でeアクスルの需要は拡大する見通し。
既存の変速機メーカーに加え、モーターメーカーや電機メーカーなどがeアクスル開発・供給に乗り出しているので、この流れはますます加速していきそうな予感です。

日野のエンジン認証不正、国交省が出荷再開認める 対象は中小型トラック・バス用エンジン3機種

日野自動車のエンジン認証不正問題で、国土交通省は9月9日、同社への立ち入り検査で排出ガス性能が基準に適合していることを確認した中小型トラック・バス用エンジン3機種について、搭載車両の出荷再開を認めると発表しました。

対象エンジンは、
・中型エンジン「A05C/尿素SCR」「J05E/尿素SCR」
・小型エンジン「N04C/HC-SCR」(2019年モデル/現行)。

車種では、
・中型トラック「レンジャー」
・大型観光バス「セレガ」
・中型バス「メルファ」
・大型路線バス「ブルーリボンハイブリッド」
・小型バス「ポンチョ」
・小型トラック「デュトロ」
となります。

⇒やりました!デュトロ復活!
やはり、業界全体への影響が大きかっただけに、早期の出荷再開は嬉しい方も多いと思います。

ただ、問題の根深さを考えると、今後日野自動車自身がブランド力を回復して市場の信頼を取り戻していくには、相当の努力が必要な気がします。
「トントントントン日野の2トン」のCMをまた見たいなーと思う今日この頃です。

日本トレンドリサーチ、廃車時の費用調査 「高い」が半数占める 不満を持つユーザー多数

インターネットマーケティング会社のNEXER(ネクサ―、宮田裕也代表取締役、東京都豊島区)の調査サービス「日本トレンドリサーチ」が行った廃車時の費用に関する調査によると、廃車時の費用が高いと感じたユーザーが約5割を占めたことが分かりました。
一方、安いとした回答は1割に満たない結果に。
約4割が適正と答えているものの、廃車にかかるコストに不満を抱くユーザーが少なくない実態が明らかとなっています。

業者に廃車手続きを依頼したユーザーが支払った費用は、約4割が「0円」と回答。
「1円~1万円未満」が5・3%、「1万円~2万円未満」が10・8%
「5万円以上」としたのは12・0%あった。
これについて、「とても高い」が8・4%、「高い」が41・2%と、両者を合わせて約半数を占め、費用がかかっているとみるユーザーが目立つ結果となりました。

⇒これはちょっと面白いと思って、今回取り上げてみました。
廃車手数料で5万円以上取っている業者が12%もあるんですね!

実際、僕自身の話ですが、数年前にある大手の業者に廃車引き取りをお願いしたところ、2万円と言われました。
しかしその後、別の業者(整備工場さん)に聞いてみたところ、逆に6千円頂けるとのこと!
もちろん、後者の業者さんにお願いして6千円頂いたわけですが、先に聞いた業者さんへは2度とお願いしないと心に決めたことは言うまでもありません。

ただでさえリサイクル部品の不足が言われている昨今、未だにそんな目先の利益を取りに行く(5万以上!)業者が多いことに、ちょっと驚いています。
目先を考えず、長い目でユーザーさんとお付き合いしていくことが大切かなと、改めて思いました。
今の時代、廃車手続き費用のスタンダードは、「0円」ですよ!

というところで、今週は以上です。
来週もまたお楽しみに!

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